超微細気泡の殺菌能力を利用して
超微細気泡は凝集し圧壊する瞬間に活性酸素を発生します、投入するガスにオゾンなどを使えば更に殺菌性能を向上することが可能です。
活性酸素は残留性がなくトリハロメタンのような有害物質を作り出す事もありません、もっとも安全で安心な殺菌方法といえるでしょう。
実際のフィールドでも高い評価を受けています
牡蠣の養殖では体内に含まれるノロウイルスの殺菌が大きな問題でした、出荷前の2日間オゾンを含んだ微細気泡で処理することにより体内のノロウイルスを駆除し綺麗なクリーム色の牡蠣に仕上がります。
超微細気泡の洗浄能力を利用して
超微細気泡は境界面に存在するイオンの力で油分などを洗浄する効果に優れています
◆バブル洗浄
超微細気泡による洗浄は化学物質を使わず環境負荷の低い安全な洗浄を行うことが出来ます
超微細気泡の生体活性能力を利用して
超微細気泡は細胞活性を上げ鯉ヘルペスを治癒させた事例もあります。また、歯周病や感染症への効果や抗炎症作用も確認されています。
通常では考えられない組み合わせであるが全て元気に生育しています。
酸素の超微細気泡を多量に含んだ水では、海水に近い塩分濃度とすることで深海魚の飼育も夢ではありません。 写真は3%の塩分濃度環境での胡蝶蘭、イワナ、ニジマス、アユ、そしてキチジ(水深350~1,300mにすむ深海魚)。
超微細気泡の成長促進能力を利用して
超微細気泡は生物の成長を促進します、農業や水産業、医療の分野で多くの期待が寄せられています。
植物の成長促進
植物の成長が促され、更に糖度も高くなることが確認されています。
- ピーマンの成長比較
左:ナノバブル使用 右:未使用
- ピーマンの根の成長比較
左:ナノバブル使用 右:未使用
車海老の成長促進
植物の成長が促され、更に糖度も高くなることが確認されています。
*有明工業高等専門学校
氷室先生 論文引用
超微細気泡の農業、水産業についての有効性は多くのフィールドで確認されています。
しかし多くの人たちが有効に利用するには、ランニングコストと装置の耐久性、初期投資費用などが大きな問題となっています。
弊社の開発した超微細孔式発生装置は群を抜いてこれらの要求を満たしています。
環境に優しい超微細気泡で多くの問題を解決することが出来るのです。
超微細気泡の細胞保護能力を利用して
超微細気泡は生物の細胞隅々まで入り込み細胞を活性化させ同時に凍結時の細胞構造崩壊を食い止めます。
- マイナス20度で凍らされた生牡蠣が一日後に海水で自然解凍され、蘇生する様子
- 超微細気泡で2日間養殖された牡蠣の細胞は凍結後にも形を保っている
*産業技術総合研究所
高橋正好先生 論文引用
上記は繰り返し実証が確認されています、この技術を応用すれば生食の流通革命が起きます、新鮮な物を生きたまま簡単に食卓に届けることが可能となります。
超微細気泡の熱伝達能力を利用して
超微細気泡は気液界面の多さから熱を効率的に伝えることが出来ます。下記のような構成は弊社が特許を申請している直接加熱式超微細気泡発生装置です。
非常に効率よく液相の温度を上げることが出来ます。
また、送気する気相を冷やすことにより効率よく液相の温度を下げることが可能です。
超微細気泡の気化促進を利用して
マイクロナノバブルは水の蒸発を促す効果があります。生成時100ミクロン以下の微細気泡は界面のイオンにより自己収縮します、やがてナノレベルに収縮した気泡はエネルギーを放出して圧壊します。
この時に放出されるエネルギーは殺菌効果を持つイオン(OHー)を作り出したり、蒸発を促す効果があると言われて います。
冷却塔の構造はとてもシンプルです。
上部から散水し充填材に接触しながら風の力で蒸発します、その時に蒸発潜熱で熱を奪い水温を下げます。水が蒸発しやすくなることが効率を上げる最も効果的な方法です。
最も世界で利用されている冷却方式です!
超微細気泡の医療分野での利用して
超微細気泡は医療分野に新たな可能性を秘めています。
◇多くの医学博士が微細気泡に期待を寄せています。現在確認されている事例だけでも大腸癌、食道癌、喉頭癌、皮膚癌、歯周病、動脈硬化、感染症、人工透析、造影剤移植医療などで多くの成果を上げています。
戦時中はオゾン水が救命の魔法の水でした、我々はそのオゾン水も微細気泡で容易に作ることが出来ます。
また、ナノバブル入り酸素水や、ナノバブル風呂などの民生利用も進んでいます。水の浄化を簡単に出来れば東アジア地区だけで6億人の命が助かります。予防的措置と対処的措置の両面で超微細気泡は人々の健康に寄与します。
酸素ナノバブルは活性化したマクロファージの内皮細胞への接着を抑制します。
矢印:活性化したマクロファージが内皮に密着している様子をしめします。